スイカ大作戦-Drying Watermelon-
スイカカッチカチ大実験
夏の風物詩、スイカ。
スイカは水分が多いということで、ジャムに出来ないらしい。
水分を飛ばしてしまうジャムでは、その持ち味が残らないということだろう。
では、その水分、実際飛ばしたらどうなるのだろうか。
と、無性に気になった。
よし。
スイカの水分をぶっ飛ばしてみよう!
なんでも、スイカは90%以上が水分だそうだ。
つまり、その水分を抜けば、カッチカチの小さくて赤い塊になるのではなかろうか。
私は、早く観てみたい気持ちを適度に抑えつつ、どう水分を抜くか考えた。
まず、なんといってもジャム作り、そう、鍋で煮る。
しかしこれではその90パー以上が水のスイカ、イチゴでさえたらふく時間がかかりやがるのだから、
それはもう、こだわりのラーメンスープが出来ちゃうくらいの時間がかかってしまうのではないだろうか。
まあ、ラーメンスープは無理にしても、かなりの時間と手間がかかる。焦げないようにかき混ぜなきゃいけないし。
却下。
ではやはり、簡単加熱の王道、電子レンジでチン♪だ。
まずこの電子レンジ、うちのはでっかい電子音で「ピーッ!ピーッ!ピーッ!ピーッ!」と
夜中にこっそりメシを食っているのが家族にばれてしまいそうなくらいうるさく鳴る。
なので残り1秒で止めている。
いや、そうじゃなくて…
うちのは「ピーッ!ピーッ!ピーッ!ピーッ!」であり「チン♪」ではない。
でも、「電子レンジで温めといて♪」は「チンしといて♪」だ。
他にも、リモコンは「ピッポッパッ」と言うし、新聞のことを「テレビ欄」と言うし(これは俺だけ)、
プロトセイバーJBの事を「プロトセーパーJB(大神博士のモノマネで)」と言うし(これも俺だけ)、
むちむちの太ももを「室伏」と言う(俺ともう1人)。
ついつい人って自分なりの呼び方をしてしまうものだね♪
さて、では本題のスイカの水分をぶっ飛ばす方法だが、
電子レンジでひたすら加熱。ということにする。
スイカを手で潰して紙おむつの吸水ポリマーをぶちまけるという案を貰ったが、
紙おむつを買うと信じられない数(70枚くらい)余るので断念した。
では早速やってみよう!
ゲットしたスイカ。数日前のものをとっておいたのでこの時点で異臭を放っている。
たぶんこういうのを腐っていると言うんだろうな。うん。
しかもちいせえ。
拡大図。
よし!では早速(←何回使うねん)加熱だ!
−3分加熱−
グツグツいってます。
残り30秒あたりから急に湯気が!
ピーッ!ピーッ!ピーッ!ピーッ!
こんなん出来ました。
ぶよぶよしてます。
そして真ん中焦げてます。
熱が集中しすぎてるのでしょうか。
バランスをとるために裏返します。
ぐっちょぐちょです…
さてもう2分加熱だ。
−2分加熱−
さらにグツグツいってます。
だんだん湯気が減ってきました。
そして、元の異臭からだんだん香ばしくなってきました。
ピーッ!ピーッ!ピーッ!ピーッ!
こんなん出来ました。
その70%が焦げです。
…水分の抜き過ぎか?
考えてみなくても解ることでした。
CとOとHで構成されているものからOとHを飛ばせば、当然残るのはC(炭素)です。
こういうのを炭化というのか…
一気にとばしすぎで焦げの塊になってしまったのか。
そもそも小さすぎたという説も有力です。
確かに水分をぶっ飛ばすにかわりはないが、もっと綺麗に飛ばしたいものだ…
と、いうことで、今回のは予行演習ということにしておきましょう。
試しにもう1分。
ピーッ!ピーッ!ピーッ!ピーッ!
黒い部分は焦げ、赤い部分はぶよぶよしてます。
konnyakuno,kuroibubun.
このぶよぶよ部分が水分を抜いたスイカのなれの果てのようです。
ちなみにこのあと1日天日干しにしましたところ、
ぶよぶよは黒ずんでしぼんでいき、べたべたしたものになりました。糖分の仕業だね。
あと、しょっぱいにおいがします。
以上で加熱によるぶっ飛ばし作戦は終了です。
次回は圧搾という新たなる技を併用しようかと思います。
いっそ吸水ポリマーでも使っちまうかおい。
さて、作業も終わったので、気分直しに、
香ばしい焼いたバターロールでも食べましょう。
いただきまーす。
うん!うまい!
実験シリーズ1 7/21 2004
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